メンズスーツの選び方の基本は、自分を知るとともに、メンズスーツの基本を知ることです。モデル決定(スーツの形)の方法や素材・生地の選び方について説明します。
メンズスーツの選び方の基本は、自分を知るとともに、メンズスーツの基本を知ることです。そして、自分に合ったメンズスーツを選びましょう。
【スーツ選びの3要素】とは、1)モデル、2)素材・生地、3)色・柄、などです。
モデルとはスーツの形のことです。素材・生地とはウール、リネン(麻)などの繊維素材、または、フランネルやポプリンなどの生地を指します。そして色・柄とは、言うまでもなく、スーツの色目やストライプなどの柄のことです。
●モデル決定の3つのディテール
・シングルかダブルか、
現在のスーツの主流はシングルブレスト。シングルのスーツはシンプルで活動的なイメージを与えるが、ダブルはよりフォーマルで男性的なイメージが強い。一般的に、体型が細身で長身の人はシングルのほうがよく似合い、がっしりとした体型の人にはダブルがよく似合う。また、ダブルは年配の人のほうが着こなしやすいという特徴がある。
・ボタン数
シングルには、主に二つボタンと三つボタンがあり、ダブルには、六つボタンの一つかけ、六つボタンの二つかけ、四つボタンの一つかけ、四つボタンの二つかけというように、飾りボタンを含めたボタンの総数と打ち合わせの留めボタンの数で種類が分かれる。
・ベント
スーツの背中にはいったスリット(割れ目)がベント。ベントがないスーツはノーベント。背中の中心に一本入ったものがセンターベント。そして、背中の左右両方の背縫い線に合わせてスリットが入ったものがサイドベンツだ。
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●メンズスーツの基本的なスタイル
・ブリティシュスタイル(英国調)
ブリティッシュトラッドとも言います。体のラインを忠実になぞり、ウェストを絞り込んだシェイプド・ルック。体に沿うような美しいドレープが特徴で、現在のすべてのスーツの原型とも言える。
・イタリアンスタイル
クラシコイタリアとも言います。伝統的な英国系にオートクチュール的な華やかさが加わったフランスのクラシックスタイルから発展。ジャストな肩幅、かなり絞り込んだウェストが男の色気を強調。
・アメリカンスタイル(米国調)
アメリカントラッドとも言います。英国スタイルの窮屈さを解消し、動きやすさと機能性を追求した米国独自のスタイル。ナチュラルショルダーと絞り込まないウェストラインが特徴。
●モデルをどう選ぶべきか
その決め方は、いろいろな形のモデルのスーツに実際に袖を通してみるのが一番。動きやすさを重視する人は、シングルの二つボタンスーツやサイドベンツが気に入るだろうし、よりフォーマルで男性的な印象を作りたい人はダブルのスーツを選ぶかもしれない。動きやすさ、着心地。そしてシルエット、その時代の流行、自分が作りたい印象など様々な要素を考慮して自分が納得するモデルを選ぶのがよい。
●【覚えておきたいスーツの素材】
・ウール(羊毛、メリノ種のメリノウール、タスマニア産のタスマニアウールなどが有名)
・ポリエステル(合成繊維、商標でテロトンと呼ばれる繊維のこと)
・シルク(絹)
・カシミア(カシミア山羊の毛)
・コットン(綿、木綿)
・リネン(亜麻)
●SUPER120'sって何?
スーツを買う時、SUPER100’s(スパー100)やSUPER120’s(スパー120)という表示をよく目にする。これは、ウール100%の素材に使用される糸の細さの表示だ。スパーの数字が大きいほど細い糸を使用した高級な素材ということになる。つまり、糸が細いと生地がしなやかで肌触りがよく、軽く繊細になるからだ。しかし、糸が細ければ細いほど耐久性に欠け、シワになりやすいという欠点もでてくる。したがって、ビジネスマンが普段着るスーツには、あまり細すぎる糸よりもスパー120からスパー150くらいが適していると言えるだろう。
●スーツの素材選びのポイント
【Point1】どのシーズンも、基本はウールを選ぶ
【Point2】スパー120〜スパー150の品質で十分
【Point3】ポリエステル混は機能的で、ビジネススーツ向き
【Point4】リネンとコットンは、春夏のスーツによい