えちぜん鉄道の「1日フリーきっぷ」は太っ腹

えちぜん鉄道に乗ってぶらり途中下車の旅をしてきたというと、鉄道マニアのように思われるかもしれませんが、好きですけどマニアではありません。冬の味覚の代表である越前ガニでも食べながら、たまに途中下車して温泉に入り、火曜サスペンス劇場のラストシーンでおなじみの断崖絶壁の名所、東尋坊まで足を延ばしてこようという話になって、友人とともにえちぜん鉄道に乗ったのです。福井に着くとすぐに「香ばしい焼きかにめし」というカニ駅弁を調達しましたが、これは後のお楽しみ。新しくしたらしい高架の福井駅を後にして、えちぜん鉄道福井駅に行き、土日祝日に発売されている「1日フリーきっぷ」を窓口にて購入したのですが、福井から終点の三国港まで片道750円なのに、えちぜん鉄道全線1日乗り放題、降り放題で800円という激安なのですから太っ腹ですよね。そして駅の鄙びた感じがとても素敵な上に、改札で駅員さんが切符にハサミをいれてくれるところが旅情を高めてくれます。

カニ駅弁「香ばしい焼きかにめし」

えちぜん鉄道福井駅のホームにはブルーのラインが鮮やかな車両が待っていました。そしてもうひとつ待っていたのが「アテンダント」という女性乗務員の方でした。ボックスシートがブルーなのでもともと明るい感じの車両がさらに明るい雰囲気に包まれるようでした。またこの「アテンダント」の方は乗客ひとりひとりにあいさつをして回ってくれるのです。これだけでえちぜん鉄道の大ファンになってしまいました。さてそんな明るいえちぜん鉄道に乗ったなら、福井駅で調達した「香ばしい焼きかにめし」の出番です。1250円というカニならではの高価格だったのですが、ふたを開けるとどーんと焼いた越前ガニの足、足、足!コストパフォーマンスは最高です。ご飯はカニを丸ごとボイルした旨みが凝縮された出し汁が効いていて、香ばしいカニの香りに包まれて一気に食べてしまいました。駅弁は他にも「越前ちゅんちゅんかにめし」というのがあったのですが、1500円といういいお値段だったので、次回にとっておくことにしました。

えちぜん鉄道に乗るだけで旅の風情を感じる

カニ駅弁を食べてほどなく、「あわら湯のまち」で途中下車をして、芦原温泉の日帰り温泉施設「セントピアあわら」湯浴みをしました。お値段なんと500円というリーズナブルな価格にこころも体も温まりました。そして再びえちぜん鉄道に乗り込み、終点「三国港」に向かいます。駅のすぐ目の前にあるのが三国港。青く輝く日本海と、ペンキの上塗り以外、開業当時から変わらぬ姿をとどめる駅舎のコントラストが旅の風情をいっそう掻き立ててくれます。そしてその後は駅前からバスに乗って東尋坊に行き、火曜サスペンス劇場の風景を楽しみ、再び三国港に戻り、えちぜん鉄道で福井までのぶらり途中下車の旅リターンズをしたのでした。今回の旅のメインは東尋坊で、本当に素晴らしい絶景でした。でももっと気に入ったのがえちぜん鉄道です。旅情、旅の風情という言葉がこれほど感じられた旅行は初めてでした。もし福井へ行く機会があるなら、えちぜん鉄道に乗ってみてください。カニ駅弁「香ばしい焼きかにめし」も旅のお供にどうぞ。

Copyright © 2008 えちぜん 鉄道でカニ駅弁を食べる途中下車の旅